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キヤノンインクの「仕様変更は違法」リサイクル品業者が提訴 大阪地裁

キヤノンを相手取った訴訟の内容を説明するエコリカの宗広宗三社長(中央)=27日、大阪市内
キヤノンを相手取った訴訟の内容を説明するエコリカの宗広宗三社長(中央)=27日、大阪市内

 インクカートリッジの仕様を変更し、リサイクル品を販売できなくしたのは独占禁止法違反にあたるとして、リサイクル品製造販売の「エコリカ」(大阪市)は27日、大手精密機器メーカー「キヤノン」(東京)を相手取り、計3千万円の損害賠償や違反行為の差し止めを求め、大阪地裁に提訴した。

 訴状などによると、エコリカはキヤノンの使用済みインクカートリッジを回収。インクを再び注入し純正品よりも2~3割安く販売してきた。

 ところがキヤノンは平成29年発売のインクで、残量のデータを初期化できないようICチップの仕様を変更。リサイクル品を使用するとプリンターに残量が表示されなくなった。

 エコリカ側によると、29年12月に約84%だった純正品の市場シェアは今年9月に約95%まで上昇。仕様変更は独禁法が禁じる「競争者に対する取引妨害」などに当たるとして、公正取引委員会にも届け出た。

 27日、大阪市内で記者会見したエコリカの宗広宗三社長は「ユーザーの選択肢を奪わないでほしい」と訴えた。キヤノンは「訴状が届き次第、精査したい」とコメントした。

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