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中国で粗悪品 「和歌山梅酒」ブランド保護へGI取得

 一方、梅酒の需要は近年、特に海外で高まっている。国税庁によると、梅酒を含むリキュール類の輸出額は昨年64億4千万円で、10年前の14億8500万円から4倍以上に増えた。

 国内最大手のチョーヤ梅酒(大阪)では昭和43年に輸出を開始。日本食ブームもあり輸出先は70以上の国・地域に拡大し、輸出額も、この10年で約2・3倍になった。だが、中国などでは梅酒の粗悪品も横行しているといい、業界関係者によると、10年ほど前から偽ブランドが目立ち始め、中国で「CHOYA(チョーヤ)」に似た「QIAOYA」ラベルの商品や、梅を全く使わない「梅酒」が日本産の半額以下で販売された例もあるという。

 ただ、法律上の「梅酒」の定義は曖昧だ。日本の酒税法では、梅酒はリキュールに分類され、「酒類と糖類その他の物品を原料とした酒類でエキス分が2度以上のもの」と規定。和歌山の酒造関係者は「酸味料だけで梅を全く使っていない梅酒を『偽物』と呼ぶこともできない」と憤る。

 和歌山県では、EUへの輸出量を5年後には倍増させるという目標を掲げる。仏シャンパーニュが特産のスパークリングワインを「シャンパン」としてブランド化した例を念頭に、中野会長は「和歌山梅酒を世界的なブランドにしていきたい」と話している。

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