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【住民投票へ行こう】(8)お互いの主張に耳傾けて 小劇場「ウイングフィールド」経営・福本年雄さん(67)

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「お互いの主張に耳を傾けて」と話す福本年雄さん=13日午後、大阪市浪速区(沢野貴信撮影)
「お互いの主張に耳を傾けて」と話す福本年雄さん=13日午後、大阪市浪速区(沢野貴信撮影)

 平成4年、ミナミに「ウイングフィールド」という小劇場を開きましたが、もともと先祖代々住んでいた土地で、いわば大阪の「原住民」です。大阪万博の前後からバブルの時代にかけ、土地は嘘みたいな高値になりました。雑居ビルがあふれるようになり、バブル崩壊後はうまくいかなくなって商売をやめた人もいる。目の前でいろんなことが起こり、見てきました。

 劇団や役者たちも大阪では食べていけないからと、東京を目指す人がいます。「劇団☆新感線」のように成功した人たちもいますが、みんな彼らのようになれるわけではない。東京には全国から人が集まるわけですから、挫折して帰ってくる人も多いんです。

 だから、大阪をベースにしている劇団や演劇関係者は意外と多い。それは大阪が良くも悪くも「ぬくい」土地柄だからでしょう。大阪は劇団とお客さん、劇場の距離が近いんですね。金にはならんけれども、それに勝るものがあるのだろうと考えています。

 こうした大阪のぬくい部分を残しながら、どういう将来像を描くか。都構想の推進派、反対派のビラを見たり説明を聞いたりしていると、どっちもええこと言うてる、だからよう分からへんという人もいるだろうし、やってみないと分からない部分もあると思う。

 演劇に似ているところがあります。みんなが言いたいことだけ言い、人の主張は聞かないではギスギスするし、分断して終わってしまう。推進派も反対派もお互いの主張に耳を傾け、市民にいろんな情報を届けてほしいと思います。

 有権者も待っているだけではなく、もっと知りに行って真剣に考える。場合によっては賛成や反対だけではない、いろいろな意見が出てきても、いいのではないでしょうか。(おわり)

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