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ピーチ、新型エアバス公開 業績回復の起爆剤に 25日初運航

報道陣に公開されたピーチ・アビエーションのエアバスA320neo初号機=16日午後、関西国際空港
報道陣に公開されたピーチ・アビエーションのエアバスA320neo初号機=16日午後、関西国際空港
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 関西国際空港を拠点とする格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは16日、現在使用する機体より高い燃費効率の新型機「エアバスA320neo」を報道陣に公開した。25日、国内線で初運航し、将来的には国際線でも投入する。新型コロナウイルス感染拡大で需要が落ち込み打撃を受ける航空業界の中でも、資本力で劣るLCCは特に経営への影響が深刻。高性能機材で割安な運賃を実現し、業績の早期回復につなげる狙いがある。 (牛島要平)

 新型機は従来機より燃費を約20%向上させ、座席もスペースを保ちながら8席多い188席を備えた。運航コストを下げて運賃を低く設定できるため、ピーチは競争力を付ける切り札として期待をかけている。年内にさらに3機を導入する。

 関空の国内線旅客数は、最も落ち込んだ5月の3万1516人(前年同月比95%減)から8月には24万2109人(同63%減)まで回復しているが、航空会社の経営悪化には歯止めがかからない。特に、大手より安い運賃で搭乗率を上げて利益を出し、コスト削減を徹底してきたLCCは、さらに節減できる余地も少なく、存続の危機にある。

エアバスA320neo初号機の機内=16日午後、関西国際空港
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 中部国際空港を拠点とするエアアジア・ジャパンは事業継続の断念に追い込まれ、12月で路線を廃止。成田空港が拠点のジェットスター・ジャパンは今月下旬からの冬ダイヤで国内6路線を運休することを決めた。海外でもタイのノックスクートや英国のフライビーが経営破綻。韓国のイースター航空も大規模な人員削減方針を示している。

 ピーチの森健明・最高経営責任者(CEO)はこの日開いた記者会見で「国内線の回復は底堅い」としながらも、「新型コロナ以前の規模に戻るかは不確実。(人件費など)固定費の削減についてもあらゆる努力をしないといけない」と厳しい認識も示した。

 新型機導入はコロナ禍前の平成28年11月にエアバスと契約を交わしていたもので、このタイミングでの投入について「感染防止を徹底しながら安心な空の旅を実現する」と話し、需要回復の呼び水にしたい考えだ。

 ピーチは25日、運休していた国際路線を7カ月ぶりに再開し、成田、羽田、関西の各空港と台北を結ぶ予定。今後、業績回復のためには国際線の旅客取り込みは不可欠としており、新型機についても将来的な国際線投入を視野に入れている。

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