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【井崎脩五郎のおもしろ競馬学】デアリングタクト「1馬身半」の線引きは妥当か

 デアリングタクトは、1600メートルまでしか距離経験がなかったのに、2400メートルのオークスをいきなり勝っている。

 あれほど一足飛びの距離延長を克服した、その疲労は残っていないのか。

 それが、デアリングタクト(4戦4勝。桜花賞、オークスを無敗で制覇)が断然の1番人気で迎える今週の秋華賞のポイントであるように思う。

 秋華賞が創設された1996年以降、前記した「1600メートルまでしか距離経験がないのに、2400メートルのオークスをいきなり勝った馬」が、デアリングタクトの前に9頭いる。

 これらはいずれも、オークスのあと夏場を全休して秋を迎えたのだが、それらの秋の成績は、オークスを勝ったときの着差と大きく関係している。

 オークスを1馬身半以上の差で完勝した4頭は、秋華賞のレース中に骨折したエアグルーヴ(10着)を除くと、以下のとおり、すごい成績。

 メジロドーベルは、オールカマー1着→秋華賞1着。

 ジェンティルドンナは、ローズS1着→秋華賞1着。

 アーモンドアイは、秋華賞1着→ジャパンC1着。

 ところが-。

 オークスの着差が1馬身半未満だった5頭は、秋初戦の成績があまり芳しくないのだ。【2・0・0・3】(左から1着、2着、3着、着外の数)と、秋初戦を勝ったのは2頭だけなのである。

 これは、オークスを完勝できなかった疲労がまだ残り、いわば仕上がり途上だったために、取りこぼしてしまったということなのか。

 だとすると、オークスの着差が半馬身だったデアリングタクトは、秋初戦のここは過信禁物ということになる。

 ただし、デアリングタクトのオークスは、2コーナー手前で外から押圧されて、鼻先が内ラチより内側に飛び出しそうな不利があった。あの不利がなければ、着差は1馬身半をラクに超えていただろう-という見方がある。

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