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Go To イート見直し 振り回された飲食店は…

 国による飲食業界の支援策「Go To イート」は、付与されるポイントよりも少額の飲食で利益が生まれるといった抜け道が判明し、業界が大きく振り回された。消費拡大への期待がある一方、当初から制度の穴を指摘する見方もあった。「運用見直しで店と消費者の双方が恩恵を受ける制度になってほしい」。専門家は今後の展開に期待を寄せた。(石橋明日佳、石川有紀)

 「少額利用はルール違反ではなかったが、同様の利用が増えれば利益がマイナスになりかねない」。インターネット上で「トリキの錬金術」などとして少額利用の手法が拡散した「鳥貴族」(大阪市浪速区)の広報担当者は困惑気味に話した。

 同社は全国の直営店388店舗と一部フランチャイズ店舗でGo To イートを実施。対策として7日から「席のみ予約」を対象から外し、3つのコースから選択する仕組みにした。

 予約サイトも対応に追われた。「ぐるなび」(東京)は9日、農林水産省の要請を受け、利用者向け画面に付与ポイント以上の飲食を求めるメッセージを新たに表示。また鳥貴族のケースを受け、低価格帯の飲食店に対する予防策の周知も検討している。

 特定の予約サイトを通じてポイントが付与されるGo To イートをめぐっては、低価格帯の飲食店に参加のメリットが乏しいとの見方が当初からあった。

 串カツ店「串カツだるま」(大阪市浪速区)では全15店舗のうち、事業への参加は2店舗にとどまる。客単価は2千円前後、一人当たりの利益は600円程度だ。予約サイトには登録料や予約1件ごとに手数料を支払う必要があり、利益が半分ほどになるケースもあるという。担当者は「この制度では客単価に見合った利益は得られない。幅広い価格帯の飲食店で恩恵が受けられる制度が望ましい」と注文を付ける。

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