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Go To格差 低価格宿ため息 割安な高級宿に客集中

 こうした中、観光庁は7日、Go Toについて、利用データの単純集計では「1人1泊当たり1万円前後の宿泊プラン利用が多いのではないか」として、高級宿に人気が偏っているとの見方を否定。ただ、宿泊プランの価格帯や地域ごとの詳しいデータも集計し後日、公表するとした。

 京都外国語大の広岡裕一教授(観光学)は「割安感を考えると、高級宿や大規模施設に有利な制度ともいえる」と指摘。その上で、「ゲストハウスなどは、長期滞在できるプランを打ち出すなどの工夫が必要になる。それでも集客が厳しい場合は、業界を挙げて制度修正の声をあげることも必要だ」と話している。

逆境を機に地域交流

 多くの簡易宿所で宿泊客の獲得に苦労する中、京都市のホステルが空きスペースを使って地域交流イベントやワークショップを相次いで開催している。新型コロナ前は宿泊施設の開業ラッシュに沸き、騒音などの「観光公害」が問題となった京都だが、地域交流の新たな形として期待されている。

 京都市内のホステル「WeBase京都」は8月、伝統行事「地蔵盆」を初めて開催した。「こんな時だからこそ地域とともに踏ん張りたい」と総支配人の蓑部(みのべ)亜季子さんが企画。地域の子供らと読経や数珠回しをし、スイカ割りも楽しんだ。

 ホステルは祇園祭の鉾(ほこ)が建つ岩戸山町にあり、蓑部さんらは9月にも町内会とイベントを開き、中止になった祇園祭で子供たちが披露するはずだった「童舞(わらべまい)」発表の舞台も設けた。

 京都では新型コロナ前、宿泊施設の急増に伴う騒音やゴミ出しのマナー違反が問題化し、一部で周辺住民とのあつれきを生んだことも。町内会長で岩戸山保存会代表理事の高橋信昭さん(79)は「交流が深まり、地域の祭りがさらに盛り上がることに期待したい。観光客へのマナー周知でもつながりが生きてくると思う」と期待を込めた。

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