PR

産経WEST 産経WEST

視覚障害者 気軽に外出を 駅ホーム スマホで音声案内

スマートフォンの専用アプリで点字ブロックのQRコードを読み取りながら歩く全盲の男性=JR新神戸駅
スマートフォンの専用アプリで点字ブロックのQRコードを読み取りながら歩く全盲の男性=JR新神戸駅

 視覚障害者が安心して歩けるように、JR西日本やNPO法人が情報通信技術(ICT)を活用した音声案内の整備を進めている。駅ホームでの事故の防止や介添えなしの気軽な外出につながると期待され、視覚障害者らは早期の普及を願っている。(中井芳野)

 「改札です。直進6メートル」

 「前方に上り階段です。18段上ります」

 神戸市中央区の山陽新幹線新神戸駅の構内。白杖を手にした男性を誘導するのは、男性の持つスマートフォンの自動音声だ。

 構内の分岐点や階段前などのポイントには、点字ブロックとともに数メートル間隔でQRコードが貼り付けられ、男性がスマホのカメラを下に向け、専用アプリでコードを読み込むと音声が流れるシステム。男性は案内通りに歩き、事前に設定していた目的地の新幹線7号車入り口まで、すんなりと到着することができた。

 同駅では現在、JR西によるQRコードを利用した案内アプリ「shikAI(シカイ)」の実証実験が行われている。視覚障害者の間では「欄干のない橋」「柵のない絶壁」と例えられるほど危険の多い駅ホーム。その安全性を高めようと始まった取り組みで、来年3月までに視覚障害者約50人に同アプリを利用してもらい効果を検証する。その結果を踏まえ、令和5年に大阪駅北側の再開発地区「うめきた」地下で開業予定の新駅への導入を目指しているという。

 今年5月にはバリアフリー法が再改正され、街中に点字ブロックやスロープが設置されるなど道路や交通機関、建物内での対策は進んでいる。

 その一方で、人混みに遮られ、耳や点字からの情報取得が難しいスーパーや商業施設については依然、介添えなしで外出するのは気が引けるという視覚障害者が少なくない。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ