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【一聞百見】もてなしの心で国際交流のお手伝い 加藤友康カトープレジャーグループ代表・在大阪ルーマニア名誉領事

 レストランや宴会場の複合施設「中之島LOVE CENTRAL(ラブ・セントラル)」(大阪市北区)の新設では、人気アーティストの「ドリームズ・カム・トゥルー」(吉田美和、中村正人)との縁を得た。子供時代、大阪に住んでいたこともある中村さんから「にぎわい創出のアイデアを提供したい」と申し出があり、懇意になった。店名の「LOVE CENTRAL」も実はドリカムのアルバムから名付けた。

■日本人の知らない魅力を発信

 日本人にとってまだまだなじみがあるとはいえないルーマニアだが、ビジネスでも「顧客に感動や幸福を感じてほしい」と考える加藤さんは、ルーマニア名誉領事の務めも奉仕の精神の延長上にある大切なものと感じている。「世のため、人のため」という亡父・精一氏の教えがあるからだ。それは「社会に貢献する」という社是に受け継がれてきた。実際、社会貢献にも積極的だ。

絶景で知られるルーマニアの自然保護地域「レテザトゥ山脈」(ルーマニア大使館提供)
絶景で知られるルーマニアの自然保護地域「レテザトゥ山脈」(ルーマニア大使館提供)
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 例えば、乳がんの早期検診を推進するピンクリボン運動では、グループのうどん店「つるとんたん」でピンク色のだしのうどんを提供し、その収益金を関係団体に寄付。LGBTと呼ばれる性的少数者のためには、沖縄県下の施設で同性愛者同士の結婚式を挙行した。また、関西大学や関西学院大学の寄付講座にも協力し、自ら教壇に立って大勢の学生たちにリゾートビジネスを通じた夢について熱っぽく語りかけた。

 自身は近畿大学の出身。若いころは大学OBの集まりに無頓着だったそうだが、50歳を過ぎたころから大学側から声がかかるようになり、経済界で活躍するリーダーらでつくる「近大サミット」のアドバイザリーメンバーにもなった。

 近年、本業で注力しているのが、小規模でぜいを尽くした宿泊施設が人気の「スモール・ラグジュアリー・リゾート」の「ふふ」シリーズだ。

 6月には建築家、隈研吾さんの設計で奈良公園(奈良市)の一角に「ふふ 奈良」がオープン。今秋には日光(栃木県日光市)、来年には京都・南禅寺近く、再来年には箱根(神奈川県箱根町)にも開業を予定する。いずれも“和”のしつらえのリゾート施設だ。

 飲食部門でも、イタリアやスペインの有名シェフが腕を振るうレストランと提携した店を東京で展開してヒットさせるなど、その鑑識眼は鋭い。さてその鑑識眼をもって、どうルーマニアをプロモーションするのだろうか。

 「ルーマニアでも新型コロナウイルスの感染の影響で国民の暮らしは厳しいと聞きます」としたうえで、「観光目的でルーマニアを訪れる日本人はまだ少ないですが、国内には世界遺産や美しい名城が多く存在します。さらにルーマニア料理といってもあまりピンときませんが、ワインなどはその価値に定評がある。まずは日本人が気が付いていないルーマニアの魅力を紹介するところから始めたいですね」と、瞳を輝かせる。

 【プロフィル】かとう・ともやす 昭和40年大阪府生まれ。62年近畿大学商経学部を卒業、カトープレジャーグループ(KPG)の前身である加藤商事の代表取締役に就任。うどん店「つるとんたん」を多店舗化したほか、レジャー事業の総合プロデュースに乗り出し、就任後20年余りで売上高200億円企業に成長させた。現在のKPGは傘下に12の法人があり、売上高は約280億円、従業員数は3300人。

 【ルーマニア】欧州南東部に位置し、首都はブカレスト。面積(約24万平方キロ)は日本の本州とほぼ同じで人口は約1900万人。

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