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台風シーズン 浸水対策急ぐ 鉄道各社「想定外に備え」

昨秋の浸水被害教訓に

 念頭にあるのは、昨年10月の台風19号による被害だ。想定外の大雨により千曲(ちくま)川の堤防が決壊し、JR東日本の「長野新幹線車両センター」(長野市)が浸水。北陸新幹線10編成が水没したのは記憶に新しい。このうちJR西所有の2編成はほぼ全損したといい、巨額の損害に加え、長期にわたるダイヤへの影響が生じた。

 こうした危機を教訓に、JR西は今年8月に気象会社と連携し、周辺河川の増水から施設への影響を予測する「車両避難判断支援ツール」を各支社や指令所に導入。また、電子機器の予備品を確保したり、電気施設に浸水を防ぐ止水板や土嚢(どのう)を設置したりとさらなる対策を進める方針だ。担当者は「台風19号以前は浸水を想定しきれていなかったが、今後は想定外の災害にも対応できるようにする」と話す。

車両避難の訓練も

 台風対策は他の鉄道会社でも進む。

 JR東海は2月に大阪府摂津市の「鳥飼車両基地」の浸水を想定した初の車両避難訓練を実施。このほか関西では、京阪電鉄が夜間に車両を高架に避難させる訓練を行ったほか、阪急電鉄も車両基地などに止水板を設置した。状況次第で車両避難も検討するという。

 またJR東は9月、北陸新幹線を長野新幹線車両センターから長野駅に避難させる訓練を行った。担当者は「空振りを恐れず、早い段階で避難の決断を下したい」と決意を口にする。

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