PR

産経WEST 産経WEST

男性シェフの労災認めず 大阪高裁で逆転敗訴

 大阪市のフランス料理店で働いていた男性シェフ=当時(33)=が急性心筋炎を発症し、2年後に脳出血で死亡したのは過重労働が原因だとして、遺族が国に労働災害と認めるよう求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は1日、過重労働が原因で発症し死亡に至ったとは認められないとして、遺族補償年金などの支給を認めた1審判決を取り消した。

 1審大阪地裁判決は、急性心筋炎発症までの約1年間の平均時間外労働が月約250時間に及んだため、「免疫力に著しい異常が生じた」と認定。過重労働との因果関係を認め、国が控訴していた。

 大阪高裁の木納敏和裁判長は判決で、血液検査の結果や発症前の行動から「免疫力が低下していたとは認めがたい」と指摘。急性心筋炎は労災認定の補償対象疾病に含まれておらず、過重労働や疲労で発症に至るという医学的な根拠はないとして、1審判決を取り消し遺族側の請求を退けた。

 判決によると、男性は平成24年に急性心筋炎と診断され26年6月に脳出血で死亡。発症前までは毎日午前8時ごろに出勤し、翌日未明ごろまで勤務していた。店はミシュランガイドにも掲載されている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ