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御霊神社「渡御式」の特別展 今年はコロナで中止 ならまち3会場

神輿を先導する猿田彦の装束を展示会場に飾る御霊神社の藤井貴弘宮司=奈良市の奈良町にぎわいの家
神輿を先導する猿田彦の装束を展示会場に飾る御霊神社の藤井貴弘宮司=奈良市の奈良町にぎわいの家

 奈良市薬師堂町の御霊(ごりょう)神社で毎年10月12、13日に行われる例大祭の渡御式が、今年は新型コロナウイルスの影響で中止となった。まちづくり団体「奈良町座」などで構成する例大祭実行委員会は、「こんな機会だからこそ、中世から続く渡御式の歴史を知ろう」と、特別展「ならまちの氏神さん!御霊神社例大祭の魅力」を1日から開催する。13日まで。

 御霊神社は延暦19(800)年、桓武天皇の勅命で創建。主祭神の井上内親王(いがみないしんのう)は光仁天皇の皇后で、天皇を呪詛(じゅそ)した疑いをかけられ、宇智郡(五條市)の幽閉先で御子の他戸(おさべ)親王と同じ日に死去したとされる。

 古来、非業の死を遂げた怨霊は丁重にまつることで疫病などから人々を守ってくれると信じられ、例大祭の渡御式は井上内親王や他戸親王などご祭神8柱の分霊をのせた神輿(みこし)がならまち全体をめぐっている。

 特別展は、3会場で開催する。

 1日から13日まで、奈良町にぎわいの家で、古今の渡御装束を飾る「渡御を彩る衣装」展▽奈良町南観光案内所「鹿の舟」で、例大祭の縁日の雰囲気を紹介する「お祭りの“記憶”」展を開催する。両会場とも神社から徒歩数分。

 10~13日には神社境内「八尋殿」でパネル展「秋季例大祭の“記録”」が開かれる。

 例大祭実行委員で氏子の藤野浩章さんは「氏神さまがわざわざ来てくださる渡御式が、感動と荘厳の中で行われてきたことを感じてもらえたら」と話した。

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