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「思い出の場所…」閉店のづぼらや、惜しむ声 

閉店したフグ料理店「づぼらや」。店の前では写真を撮る人の姿が見られた=15日午後、大阪市浪速区(彦野公太朗撮影)
閉店したフグ料理店「づぼらや」。店の前では写真を撮る人の姿が見られた=15日午後、大阪市浪速区(彦野公太朗撮影)
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 新型コロナウイルスなどによる経営不振で、大阪・新世界の老舗フグ料理店「づぼらや」(大阪市浪速区)が15日、創業100年の歴史に幕を下ろした。地元住民からは「安くておいしい大阪の食文化を象徴する店だったのに…」と閉店を惜しむ声が聞かれた。

 この日、顧客への感謝の言葉とともに「ほな! さいなら」と記された垂れ幕が掲げられた店舗前には、約50年前、共にづぼらやで働く中で結婚したという大阪府高槻市の岡田宏海さん(79)と妻の照子さん(78)の姿も。岡田さんは「私たち夫婦にとっては思い出の場所で、安くておいしい大阪の食文化を象徴する店だった。当時は行列ができるほど繁盛していたけど、看板も無くなって、街に活気が失われたようで寂しい」と話した。

 づぼらやは大正9年創業で、大阪・ミナミの道頓堀店(大阪市中央区)と新世界本店の2店舗を構えていた。新型コロナの影響で4月から臨時休業していたが、再開することなく閉店を決定。店頭につるされ、観光名物として人気を集めていたフグの看板も、3日未明に取り外された。

 運営会社の男性社長(46)は「お客さまや取引先、地域の人々にお世話になって長い間続けてこられた。感謝の気持ちしかない」と話した。

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