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キハ58やハイモ180…鉄道遺産守る公園の魅力向上策

 支援者には名前を刻んだプレートを枕木に取り付けたり、有田みかんを送ったりする特典や返礼もあって人気を呼び、約1カ月の募集期間で目標額の100万円を上回る155万円が約100人から集まった。

 これをもとに町は、破損のあった枕木約20本を交換し、有田鉄道の沿線で使われ放置されていた警報機も再塗装した上で公園内に移設。地元の建設会社に委託し、浮き上がったりゆがんだりした線路の改修や、線路を切り替える分岐器の再塗装なども行った。

 お盆期間中の今年8月14日には、キハ58に空気排出装置を取り付け、座席の間隔もあけるなど新型コロナウイルス感染防止策を徹底した上で特別運行を実施し、訪れた多くの鉄道ファンを楽しませた。

 大阪府和泉市の公務員の男性(38)は長男(4)と訪れ、「子供が古い列車が大好きで、実際に試乗もできて大感激でした」と話した。

 公園内の一部車両の運行や整備は、関西の鉄道会社OBや鉄道ファンら約10人でつくる町鉄道保存会が担当しているが、課題も残されている。

 保存会のメンバーで京都府向日市のバス運転手の男性(36)は「人気のキハ58は天井から雨漏れし、エンジンも故障したまま。製造から半世紀以上経過して板金塗装や窓枠の張り替えが必要な車両も多く、今後も維持に費用が掛かる」と心配する。

 公園内にある町鉄道交流館の今井敏郎館長は「全国から年間約8千人が訪れる人気スポットで、魅力の維持には町の予算のほか、必要に応じて鉄道ファンに協力を求めたい」と話している。

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