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1151年目の祇園祭に新たな神事 筆頭・宮本組の使命感

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神輿から榊に遷された神霊を背に乗せ、御神霊渡御祭へと向かう白馬=7月17日、京都市東山区の八坂神社
神輿から榊に遷された神霊を背に乗せ、御神霊渡御祭へと向かう白馬=7月17日、京都市東山区の八坂神社
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 新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が相次いだ今年の夏祭り。日本三大祭りの一つ、京都・祇園祭も山鉾(やまほこ)巡行や神輿(みこし)渡御が中止となるなど例外ではなかったが、それでも今年限りの神事として、ご神霊を神輿から神籬(ひもろぎ)(榊(さかき))に遷(うつ)して白馬の背に乗せ、氏子区域をくまなく回る「御神霊渡御祭」を斎行した。神事を考案したのは筆頭氏子組織の宮本組だ。「氏子たちに心の平安をもたらし、祈りの祭りにしたかった」。夏の終わりが近づく中、神事の意義を語った。(田中幸美)

神社閉門のショック

 「境内への進入をご遠慮願います」

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令されていた4月28日夜、八坂神社(京都市東山区)の門に翌日からの閉門を告げる1枚の張り紙が張られた。

 参拝者の3密を避けるためとはいえ、神社が門を閉ざすのは近年例のないことだという。神社の西楼門前の祇園商店街で老舗すし店を営む北村典生さん(51)は、コロナ禍で商店街の多くの店がシャッターを下ろす姿を見ていただけに、神社の閉門にまで至ったことを「心にぽっかり穴があいた」と振り返る。

GW期間中の境内の進入禁止を伝える掲示=4月28日、京都市東山区の八坂神社
GW期間中の境内の進入禁止を伝える掲示=4月28日、京都市東山区の八坂神社
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 このころには神社も祇園祭の最重要神事と位置づける神輿渡御(7月17・24日)の中止を発表。今年は神社内で神事のみを粛々と行うことを決めていた。

なんとか別の神事を…

 神霊の乗った神輿を動かすのは、筆頭氏子組織で、お宮の本(もと)を意味する「宮本組」の役目だ。祇園祭を行うよう記した円融天皇の勅板や幸鉾(さいのほこ)などの神宝を掲げ、神輿を先導する宮本組の存在なしには、祇園祭で神は動かない。

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