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関空で消波ブロック設置開始 台風に備え、来年秋に完了

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関西国際空港で行われている災害対策工事。波の勢いを弱めるために設置される消波ブロック=19日午後、関西国際空港(南雲都撮影)
関西国際空港で行われている災害対策工事。波の勢いを弱めるために設置される消波ブロック=19日午後、関西国際空港(南雲都撮影)
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 関西国際空港を運営する関西エアポートは19日、平成30年9月の台風21号で浸水被害を受けた1期島で進める消波ブロックの設置工事を報道陣に公開した。また、設置完了時期について、当初予定より1年半前倒しして、来年秋には完了することを発表。来秋の台風シーズンに間に合わせる。新型コロナウイルスの影響で電源設備の地上化などに遅れが生じているものの、災害対策は急ピッチで進んでいる。

 台風21号では最大5・2メートルの波が関空を襲った。工事では、波の勢いを弱める消波ブロックを越波が大きかった東側と南側の護岸のうち約4・5キロにわたり約3万9300個設置する予定で、工事現場では、重さ20~12トンのコンクリート製ブロックをクレーン船で運び、1つずつ海底に据え付ける作業が進んでいた。関西エアによると施工業者との調整で令和5年3月に終了予定だった工期が来秋までに縮まったという。

 一方、昨年5月に本格着工した護岸を最大2・7メートルかさ上げする工事も、東側護岸で予定の約40%が完了している。南側と北側でも順次進め、来年3月の完了を目指す。

 また、浸水で停電した第1ターミナルの地下電源設備の地上への移設も進む。ただ、今年の台風シーズンには間に合わせる予定だったが新型コロナ感染拡大による人手不足などの影響で一部遅れが生じている。防災設備や、搭乗手続き、保安検査などの航空業務にかかわる重要設備については優先して地上化を急ぎ、今月中旬までに完了したが、ターミナルの店舗や事務棟などの一般設備については10月をめどにしている。

 全体の防災工事は4年秋頃に完了予定で、総事業費は約541億円(うち270億円は国が負担)を見込む。関西エアは「工事が完了すれば、万一の浸水でも空港機能を維持し、利用客の安全を確保できる強い空港になる」としている。

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