天理大ラグビー部で新たに4人感染、計24人に
ラグビー部員20人の新型コロナウイルス感染が判明した天理大(奈良県天理市)は17日、新たに部員4人の感染が確認されたと発表した。部員の感染は計24人になり、同部の活動を当面休止することも明らかにした。岡田龍樹副学長は「寮での感染には十分に注意してきたが、集団感染が発生したことは大変遺憾。今後はさらに感染防止対策を徹底したい」と話した。
県は練習場や寮生活などでクラスター(感染者集団)が発生したと認定。大学はすでに体育学部のキャンパスを閉鎖し、ラグビー部を含む全クラブの活動を当面休止するとした。
県や大学によると、12日に感染が判明した部員1人の濃厚接触者らにPCR検査を実施し、16日に19人、17日に4人の感染を確認した。いずれも軽症か無症状という。
ラグビー部では168人の全部員が寮で暮らし、タックルなど接触プレーを含む練習を今月から再開していた。今後、さらに約100人の部員らがPCR検査を受ける予定。
天理大ラグビー部は関西大学リーグ4連覇中で、昨季の全国大学選手権ではベスト4に入っている。