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生徒のやる気 夢をどう引き出すか 民間教育最高功労賞 青木辰二さん

 民間教育に貢献した学習塾関係者らをたたえる「日本民間教育大賞」民間教育最高功労賞を7月に受けた。「まさかと驚きましたが、受賞はうれしい」

 関西で52カ所の学習塾・教室を運営するイングを創業。昭和44年、堺市で開いた英会話塾がスタートだ。翌年に大阪万博を控え、国際化が押し寄せていた時代。大学ではESS(英語研究部)で活動していた。「英語に親しむ子供を育てたい」と貿易会社を1年で辞めての挑戦だった。「生徒一人ひとりの成長を大事にした」と振り返る。

 現在でも、有名校への合格者数を追わず、それぞれのレベルアップを助けるのがポリシーだ。

 塾では「学びのきっかけづくり」を重視。小学生の英語劇、高野山(和歌山県)の宿坊で勉強漬けになる夏期特訓など教室以外での学びの実践、2度の企業合併を経て大学生・社会人向けの資格取得、就職支援事業まで業容を拡大したのはその一環だ。「多様な選択肢を提供することで、生徒の居場所と学びのきっかけを作ることができる」。

 自らも英語が好きになったきっかけは、中学3年の担任教諭が話してくれた海外客船の仕事。船長にあこがれ、英語を駆使し世界で活躍する姿を思い描いた。「生徒のやる気、夢をどう引き出すか。教師の力は大きい」。

 4年前に長男に社長をバトンタッチし名誉顧問に就いてからは、社員たちとざっくばらんに対話する座談会を開く。テーマの軸は「言葉の力」。言葉は人の心を動かす出会いになる、との信念からだ。「私が今こうしてあるのも、多くの出会いがあったからにほかならない。人生の喜びです」。対話を通じ、今後も教育への思いを伝えていく。(田村慶子)

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