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【通崎好みつれづれ】練習成果 短歌とともに

お手製のワンピース姿ではにかむ島多尋子さん
お手製のワンピース姿ではにかむ島多尋子さん
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 今年1月のこと。玄関チャイムが鳴ったので出てみたところ、見知らぬご婦人がお立ちになっている。

 「マリンバを習いたいのですが」。これには、びっくりした。

 お話をうかがうと、こういう次第だった。

 島多尋子(しまだ・ひろこ)さん(74)は、70歳で仕事をリタイアし、新しい趣味をと考える中で、子供の頃に聴いた平岡養一の木琴の音色を思い出し、マリンバを始めた。ある日偶然目にしたチラシがきっかけで、私の演奏会に足を運ぶようになる。私が演奏会の中で、生徒の話をしたことで「アマチュアでも習えるかもしれない」と拙宅を探しあて、まさに門を叩いたのだそうだ。

 京都の右京区生まれ、うどん店を営む家に育った。高校卒業後、店を持つことを目標に美容師の勉強を始める。3年京都で働いた後、東京で武者修行。26歳で独立を果たした。京都の町の人は一度決めたら動かない人が多いからと、店は、新興住宅地の京都府久世郡久御山(くみやま)の地を選んだ。軌道に乗ってからも、習いたい先生の元へ通い勉強を欠かさなかった。そんな話を聞くと、うちに飛び込んで来られたのもほほえましくうなずける。

 マリンバの前は、長く短歌を趣味にされていた。私がテレビ番組「NHK短歌」にゲスト出演したことがあると言うと、レッスンの度に歌を作ってきてくださるようになった。

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