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安楽死「慎重に報道を」難病患者ら会見で訴え

ALS患者の嘱託殺人事件を受け、会見を行う難病患者ら=5日、京都府庁
ALS患者の嘱託殺人事件を受け、会見を行う難病患者ら=5日、京都府庁

 ALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性患者に薬物を投与し殺害したとして、医師2人が逮捕された嘱託殺人事件を受け、難病を患っていたり障害があったりする人の自立を支援する「日本自立生活センター」(京都市南区)が5日、京都府庁で会見を行った。安楽死に関する安易な報道は死を望む人の気持ちを増幅させる恐れがあるとして、「少しでも生きる可能性を見いだせる報道をしてほしい」と報道各社に要望した。

 会見には、重度訪問介護を受けている難病患者らが出席し、今回の事件を受けて「重度障害者の安楽死を肯定しかねない議論があることに大きな危機感を抱く」と表明。安楽死に関する報道は自殺報道と同様に「死にたい」と思う人の気持ちを強める可能性があることを考慮し、慎重に報道してほしいと訴えた。

 日本ALS協会近畿ブロック会長の増田英明さん(76)は「私たちの間には静かな絶望が広がっている」と語り、「被害女性の一面的な行動に目を向けるのではなく、私たちの『生』を否定し、『死』に向かわせている社会のありさまにこそ目を向けてほしい」と呼び掛けた。

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