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関電の原発、コロナで工事遅れ懸念 3日に対テロ施設設置期限も 

 特重施設以外にも関電は原発稼働に不安材料を抱える。運転開始から40年以上が経過する高浜1号機や美浜原発3号機(同県美浜町)は今年9月に安全対策工事を完了する予定だが、役員らの金品受領問題で立地地域は反発を強め、再稼働に必要な地元同意が得られる見通しが立っていない。

 工事そのものもコロナの影響を受けており、森本孝社長が「工期ありきではない」と述べるなど、計画通りの稼働に慎重な姿勢を示している。

 高浜や美浜原発では、運転停止によって1基あたり月40億円程度利益を圧迫する。工場やオフィスの稼働低下で電力需要自体が下押しされており、当面はコロナが関電の経営を揺さぶる状況が続きそうだ。

特定重大事故等対処施設 東京電力福島第1原発事故を踏まえた原発の新規制基準で設置が義務付けられたテロ対策施設。原子炉建屋と離れた場所に非常用電源や注水設備、緊急時制御室などを設ける。原子力規制委員会は期限内に完成しなければ原発の運転を認めない方針で、九州電力川内原発1、2号機は今年3月以降、順次停止に追い込まれた。

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