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「原爆の絵」完成 生徒が被爆体験者の記憶描く 広島市立基町高

完成した作品を説明する被爆体験者と生徒ら=広島市中区
完成した作品を説明する被爆体験者と生徒ら=広島市中区

 広島市立基町高校(同市中区)の普通科創造表現コースの生徒らが被爆体験者の記憶に残る光景を描いた「次世代と描く原爆の絵」が完成した。同校であった披露会で被爆体験者が当時の様子を語り、生徒たちも「想像するのが難しかった」「原爆のすさまじさを改めて理解した」などと振り返った。

 「爆風で崩れ落ちた広島城天守閣」「合掌する母」「火葬場と化した校庭」など、6人の証言を聞いた生徒らが油絵で描いた15作品。生徒と被爆体験者は昨年10月から“二人三脚”で制作に取り組んだ。新型コロナウイルスの影響で2月末から約3カ月間にわたって休校になった影響で、生徒らは作品の写真を送って電話で打ち合わせを重ねるなどしたという。

 8歳のときに爆心地から約2・5キロ離れた同市西区の自宅近くで被爆したという八幡照子さん(82)=広島県府中町=は「想像以上の出来になりました。細かい部分まで説明をしていたらあの時の記憶がよみがえり、眠れなくなったこともあったが、生徒のみなさんが全部受け止めてくれた」と話していた。

 「原爆の絵」の取り組みは広島平和記念資料館の依頼で平成19年にスタート、今回の15作品を含めて計152作品になった。完成した作品は8月5~27日、広島国際会議場(同市中区)で展示される。

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