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障害者らのチンドン屋、評判のパフォーマンス集団に

障害者らでつくるチンドン屋集団「ポズック楽団」=和歌山県紀の川市
障害者らでつくるチンドン屋集団「ポズック楽団」=和歌山県紀の川市
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 全国でも珍しい障害者らによるプロのチンドン屋集団が、和歌山県紀の川市にある障害者の就労支援事業所を拠点に活動している。ダウン症や自閉症などの障害者と事業所スタッフの計10人が、チンドン屋独特の笛や太鼓のリズムに合わせ、楽しい踊りを披露する。事業所の作業の一環としてメンバーに「工賃」を支払う形で約6年前に始動し、近年は県内外で年約40件の公演をこなす人気パフォーマンス集団に成長した。その魅力に迫ってみた-。

(前川康二)

「お客さんにウケるのが楽しい」

 「まっるもうけ、笑って生きてりゃ丸もうけ♪」

 6月18日、練習場の紀の川市内の古民家でオリジナルの「まるもうけ音頭」の音楽と歌声が鳴り響いた。

 この日は、コロナ禍の影響で休止していた全体練習を約2カ月ぶりに再開。メンバー全員で、演奏や踊りの振り付け、決めポーズなどを確認した。額に汗して演じる姿は真剣そのものだが、時折「あー間違えた」「うまくできてたやん」などと笑顔で声を上げる。

 障害者に働く場を提供する就労継続支援B型の事業所「Po-zkk(ポズック)」を拠点とする「ポズック楽団」。メンバーは6人がダウン症や発達障害、自閉症などの障害者で、事業所のスタッフ4人も加わる。

 「厳しい特訓もあるけど嫌なことは一つもない。お客さんにウケるのが何より楽しい」。ダンスを担当するダウン症の中村大樹(ひろき)さん(27)は顔をほころばせた。スタッフで団長の奥野亮平さん(39)も「体を動かすことで孤独や不安が解消され、人前で演じることが自信につながっている。みんな立派なプロのパフォーマーです」と言い切る。

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