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死亡のALS女性、事件1カ月前に容疑者のもとへ転院を希望

大久保愉一容疑者(クリニックのHPから)
大久保愉一容疑者(クリニックのHPから)
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 難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の女性から依頼を受けて薬物を投与し殺害したとして、嘱託殺人容疑で仙台市泉区の呼吸器内科医、大久保愉一(よしかず)(42)と東京都港区の泌尿器科医、山本直樹(43)の2容疑者が京都府警に逮捕された事件で、女性が事件の約1カ月前、山本容疑者のもとへの転院を主治医に希望していたことが25日、関係者への取材でわかった。

 2容疑者は一昨年末、会員制交流サイト(SNS)を通じて女性と知り合ったとみられる。昨年8月には大久保容疑者がツイッターで、「医療行為には患者さんの同意がいる」「当院にうつりますか?」と女性に持ちかけており、府警は2容疑者が主治医として女性の同意を得て「積極的安楽死」を装い、刑事罰を逃れようとした可能性もあるとみて調べている。

 関係者によると、女性は昨年10月、主治医に「山本医師のもとへ転院したいので、紹介状を書いてほしい」と依頼したが、主治医は「知らない医師には任せられない」と拒否。その後も同様のやりとりは複数回あったという。

 薬物投与などで患者の死期を早める積極的安楽死は国内では基本的に認められていない。ただ、平成3年に東海大医学部付属病院で起きた事件の横浜地裁判決(同7年)は(1)耐えがたい肉体的苦痛(2)死期が迫っている(3)肉体的苦痛を除去するほかの方法がない(4)患者の明らかな意思表示-の4要件を満たせば例外的に認められると示している。

 京都地裁は25日、大久保容疑者と山本容疑者の勾留を認める決定をした。期間は来月3日までの10日間。

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