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和歌山カレー事件22年 「忘れてはいけない」被害者の会副会長が献花

現場に花をささげる「カレー事件被害者の会」副会長の杉谷安生さん=25日午前、和歌山市園部
現場に花をささげる「カレー事件被害者の会」副会長の杉谷安生さん=25日午前、和歌山市園部

 平成10年に和歌山市園部の夏祭り会場でヒ素が混入したカレーを食べた4人が死亡し、63人が急性ヒ素中毒になった毒物カレー事件は25日、発生から22年となった。地元住民らでつくる「カレー事件被害者の会」の副会長、杉谷安生さん(73)が現在は空き地となっている現場で献花し、「事件のことを忘れてはいけない」と語った。

 当時高校生だった杉谷さんの長女はカレーを口にして一時入院した。雨が降る中、ユリなどの花束を供えた杉谷さんは「事件が起きたときの状況は今も脳裏に残っている。事件を風化させないように今後も献花を続けていきたい」と述べた。

 事件の慰霊祭は21年を最後に営まれていないが、現場近くでお好み焼き店を営む賀川司さん(78)は「事件の記憶を忘れることはない。そっとしておいてほしい」と複雑な心境を明かす。一方、当時の捜査に携わった和歌山県警の関係者は「被害に遭われた方々のつらい気持ちは22年が経っても消えることはない。捜査に携わった者として胸が痛い」と話した。

 事件では、21年に林真須美死刑囚(59)の死刑が確定。今年3月24日に大阪高裁が再審を認めない決定をした。林死刑囚側はその後、決定を不服とし、最高裁に特別抗告した。

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