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流れ込んだ水、とらえた防犯カメラ わずか20分で民家水没 熊本・人吉

ビジネスホテルの防犯カメラがとらえた浸水の様子。(上から)4日午前6時51分の時点では水たまりが見える程度だが、53分には道路が冠水し始め、55分になると、タイヤの下半分まで水に漬かった車が水しぶきを上げて走行。7時11分には民家の1階が水没し、車が浮かび上がるまでに水位が上昇した(松屋温泉ビジネスホテル提供)
ビジネスホテルの防犯カメラがとらえた浸水の様子。(上から)4日午前6時51分の時点では水たまりが見える程度だが、53分には道路が冠水し始め、55分になると、タイヤの下半分まで水に漬かった車が水しぶきを上げて走行。7時11分には民家の1階が水没し、車が浮かび上がるまでに水位が上昇した(松屋温泉ビジネスホテル提供)

 熊本県南部を襲った豪雨は球磨(くま)川の氾濫で流域の市街地にも大量の水が一気に押し寄せた。同県人吉市にあるビジネスホテルに設置された防犯カメラは、道路に水たまりがある状態から、わずか20分で民家の1階が水没する様子をとらえていた。

 ホテルは球磨川の北約100メートルにある同市下青井町の「松屋温泉ビジネスホテル」。4日午前6時50分ごろ、ホテル前の道路を写した映像では、雨が降り、水たまりがところどころに見えるものの、軽自動車は普段通り走行している。

 しかし、5分後には事態が急変。土で濁った水で冠水し始め、車は水しぶきをあげながら走行、駐車場にも水が流れ込んでいた。午前7時10分ごろには向かいの民家1階窓の高さまで浸水。路面は完全に見えなくなった。浮かんだ車が川上方向から後ろ向きに流され、自動販売機なども水で覆われた。

 時間にして20分。ホテルには約10人の近隣住民が助けを求めてきて、宿泊客2人と3階に避難したが、フロントがある2階も高さ50センチほど水でつかり、1階の浴場には大量の土砂が流れ込んだ。

 鳥越肖男(のりお)社長は「みるみるうちに水かさが増した。なすすべがなかった」と振り返った。(入沢亮輔)

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