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「顔の広さ」でコロナ対策 医療機関にフェースシールド 三菱UFJ銀行

フェースシールドを装着して診療する上村貴世史院長=河内長野市
フェースシールドを装着して診療する上村貴世史院長=河内長野市

 新型コロナウイルスの感染再拡大が懸念される中、大阪府内にある三菱UFJ銀行の各支店が、窓口業務などのために調達したフェースシールドを、取引先のネットワークを活用して医療機関や福祉施設に提供する取り組みを進めている。金融関係にとどまらない支援に対して、取引先などから感謝の声が上がっている。

 河内長野市の同行河内長野支店は、計200枚のフェースシールドを、25カ所に提供した。このフェースシールドはもともと、窓口のスタッフ用にするため、製造している企業を探し出して調達したもの。取引先の一つに花器の製造販売を手掛ける企業があり、その企業の協力会社が製造しているフェースシールドを発注することができた。

 購入したのは約250枚だったが、同支店のスタッフに必要なのは50枚。残り200枚については、検討の結果、感染リスクが高い医療従事者に使ってもらうことを決めた。特に、飛沫(ひまつ)感染のリスクが高いとされる歯科医院や、家族に幼児や高齢者のいる医師や看護師らのスタッフが働く医療機関で歓迎されたという。

 歯科のスタッフに感染リスクが高いのは、患者が感染していた場合、歯を削るときなどにウイルスが飛散しやすいため。フェースシールドを提供されたうえむら歯科クリニック(河内長野市小山田町)の上村貴世史院長は「リスクがあっても、診療は続けなくてはならない。大変ありがたい提案だった」と感謝した。

 消化器内科のかんべ診療所(同市三日市町)では、食道に内視鏡を通す際に患者がせき込むことがよくあるため、防護服を着用しての診療も珍しくない。そこまでのリスクがないケースではフェースシールドを使うが、提供されたシールドについて神戸章院長は「これまでに使ったものに比べても、シンプルな構造でとても使いやすい。地元企業が仲介した点も好感が持てる。いい橋渡しをしてもらった」と話した。

 播磨良知支店長は「顧客の困りごとに対応するのが銀行の姿。役に立ててよかった」と話している。

 同行では、中もず支店(堺市北区)や大阪京橋支店(大阪市都島区)が同様の取り組みを展開するなど府内のほかの支店にも広がっている。

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