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大阪国際平和センターで大阪空襲体験画展

約130点が展示されている大阪空襲の体験画展=大阪市中央区の大阪国際平和センター
約130点が展示されている大阪空襲の体験画展=大阪市中央区の大阪国際平和センター

 太平洋戦争末期の大阪空襲がもたらした悲惨な光景を、空襲を受けた当事者らが描いた「大阪空襲体験画展~未来に伝えたい人びとの記憶~」が、大阪市中央区の大阪国際平和センター(ピースおおさか)で開かれている。約130点の体験画から、75年前の戦禍が伝わる。7月19日まで。

 体験画は、今年3月に解散するまで大阪空襲の体験を語り継いできた「大阪大空襲の体験を語る会」のメンバーらが描いた。約320点が平成21年に同センターに寄贈され、一部はこれまでも館内で公開。展示を希望する自治体へは、複製画を貸し出している。

 今回は、炎の中を逃げ惑う市民の様子など初公開の作品を中心に紹介。国鉄関西本線の湊町駅(現在のJR難波駅)や地下鉄の心斎橋駅といった空襲下の市街地だけでなく、和歌山県から見えた大阪に向かって紀伊水道を北上する米軍爆撃機B29の大編隊や終戦直後の戦災孤児の姿なども展示されている。

 展示を見た大阪市東住吉区の女性会社員(29)は「3月生まれの祖父が昭和20年3月の空襲時で被災。その祖父から、当時の悲惨さを忘れまいと、誕生日には質素な食事をしてきたと聞いている。祖父が体験した恐ろしさを身近に感じることができ、平和への思いを改めて強くした」と話した。

 大阪空襲とは、昭和20年3月以降に米軍が繰り返し行った大阪市を中心とする地域への無差別爆撃の総称。3月13日深夜から翌日未明にかけて最初の大空襲が行われ、終戦前日の8月14日まで8回、繰り返された。合わせて1万人以上の死者が出たとされる。

 体験画展は当初、空襲から75年の節目に合わせて3月22日から開催の予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて同センターが2月末から臨時休館したため延期されていた。

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