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731部隊関連の新資料発見 終戦時の行動や人員数が明らかに

「関東軍防疫給水部部隊概況」の表紙(西山勝夫・滋賀医科大名誉教授提供)
「関東軍防疫給水部部隊概況」の表紙(西山勝夫・滋賀医科大名誉教授提供)

 戦時中に満州(現中国東北部)で細菌戦研究を行ったとされる「731部隊」が置かれていた旧日本軍の関東軍防疫給水部の終戦時の人員数や、その後の撤退時の経路などを記した新たな公文書が開示されたと、滋賀医科大の西山勝夫名誉教授らが19日、明らかにした。防疫給水部の終戦時の規模や満州からの詳しい撤退状況などが公文書で裏付けられたのは初めてという。

 文書は昭和25~26年にかけて作成された「関東軍防疫給水部部隊概況」で、今年2月、国立公文書館から開示を受けた。終戦時における各部隊の隊員数を記した「人員統計表」や、所属隊員の氏名や階級などを記載した「細部調査票」、旧ソ連の対日参戦後に部隊が日本へ撤退した経路などを図示した「行動経過要図」などが含まれていた。

 人員統計表では、終戦時の関東軍防疫給水部の総員は3262人で、うち2149人が731部隊に所属していたことが新たに判明。一方、細部調査票や行動経過要図には731部隊の資料が含まれておらず、西山名誉教授は「全体の構成から見て不自然。別冊扱いか落丁があるのでは」と指摘している。

 文書の作成部署や目的は不明だといい、西山名誉教授らは「細かいピースを拾い集めながら、731部隊の全体像を明らかにしていきたい」としている。

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