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USJが入場制限緩和 国内客に期待も先行き不透明

USJで全国の年間パス所有者と関西2府4県の在住者を入場可能に。新設された「マスクフリーゾーン」=19日午前、大阪市此花区(鳥越瑞絵撮影)
USJで全国の年間パス所有者と関西2府4県の在住者を入場可能に。新設された「マスクフリーゾーン」=19日午前、大阪市此花区(鳥越瑞絵撮影)

 都道府県境をまたぐ移動自粛要請が全面的に緩和されたことに合わせ、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)が19日、入場制限を緩和し、全国の年間パス所有者と関西2府4県在住者に拡大した。今後、全面再開を目指す方針。訪日外国人客(インバウンド)の回復が見通しにくいなか、関西以外の地域からの集客に期待する。

 8日の営業再開では大阪府民に限定していた。運営会社ユー・エス・ジェイの村山卓・執行役員副社長は「手順を改善しながら段階的に運営を拡大したい」などと、早期の全面再開に意欲を示した。

 園内では引き続きマスクの着用は求めているが、熱中症対策としてマスクを外して過ごせる休憩所を新設。ショーでは出演者への掛け声を禁止し、足踏みなどで感情を示す新しい楽しみ方を提案した。

 年間パスの販売も再開しており、同社は「関西以外の在住者の購入増を期待したい」とし、国内客を中心とした集客を目指す。

 周辺の宿泊施設にとっても期待は大きい。全8軒の公認ホテルは、USJの休業による宿泊者の大幅減で4月から次々と休業に追い込まれ、従業員の一時帰休を実施した施設もあった。今月から順次営業を再開しており、週末を中心に予約が増え始めているという。ある公認ホテルは「感染対策は十分。修学旅行生などの受け入れもしたい」と話す。

 ただ、休業前の8割以上の稼働率を確保するのは「ほど遠い」との声が強い。また、入国制限の継続や感染拡大への懸念などからインバウンドは期待しにくい。公認ホテルは例年行っている海外向けのウェブ広告などの営業活動は手控える。

 USJも周辺ホテルも今年は国内客頼みの年となりそうだが、岩井コスモ証券投資調査部の有沢正一部長は「中国や米国ではロックダウン(都市封鎖)が明け人の移動が一気に増えたが、日本人はかなり慎重だ」と指摘。国内での集客にも時間がかかるとみている。

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