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緊急事態宣言中に毎日1作 コロナ「明けない夜はない」

 大学卒業後、大手住宅メーカーに勤めながら創作活動を続けたが「生活は安定するが、(創作活動が)中途半端になる」と平成28年に退社した。

 その直後、運命の出会いがあった。仏高級ブランド、ルイ・ヴィトン傘下のクリスチャン・ディオールが京都で開いたパーティーに招かれ、コラボレーションを持ち掛けられたのだ。

 この話は立ち消えになったが、このときの社長が同じヴィトン傘下のフェンディの社長に転じ、30年に小川さんがパリで初の個展を開いたとき、「世界で5つしか出さないバッグのデザイナーの1人を務めてくれないか」とオファーを受けたという。

外出自粛「楽しい時間」

 こうした縁もあって、小川さんはパリ移住を決意。5月8日にフランスへ渡る予定だった。ところが新型コロナの影響で延期に。4月7日の緊急事態宣言以降、外部との接触を絶ち、宣言解除の日まで1日1作を制作する「監禁芸術」に取り組んできた。

作品のかたわらに立つ小川貴一郎さん=兵庫県西宮市
作品のかたわらに立つ小川貴一郎さん=兵庫県西宮市
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 「余計なことを考えずに自分と向き合うことができ、楽しい時間だった」

 パリ移住は今冬までにと考え、今月13日から28日までは「六甲山サイレンスリゾート」(神戸市灘区)で個展を開く。「監禁芸術」を含む約20点を展示する予定だ。

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