大阪・北新地も営業再開へ バー店主「全力尽くす」
他業種への休業要請が次々と解除される中、「接待を伴う営業ではないのにバーとしてひとくくりにするのはおかしい」との憤りや、取り残されたような寂しさを感じたことも。それでも、店の留守番電話には「頑張って」「手伝うことがあれば遠慮なく言って」など、常連客からのメッセージが入っていた。「これまで頑張ってきてよかった」と、涙があふれてきたという。

休業中も店の清掃・消毒を続け、次亜塩素酸水を手掛ける知人の会社で、店に適した消毒方法などを模索した。6月1日からは、ガイドラインに従って客の人数制限を設けた上で、客席の間隔をあけ、消毒や換気を徹底する予定だ。
再開を前に織田さんはこう力を込める。「バーテンダーの魅力は、お客さんも含めた一流の人々と多く出会えること。客足が戻ってくるかは不安だが、気長に待ちたい」