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大阪・北新地も営業再開へ バー店主「全力尽くす」

 新型コロナウイルス対策に伴う大阪府の休業要請が6月1日午前0時に全面解除される。最後まで自粛要請が続いたバーも、府独自ガイドラインに沿っての営業が可能になった。「ガイドラインに従いながら、全力を尽くしてお客さまが楽しめる環境を作り上げたい」。大阪・北新地でバーを営む男性は約2カ月ぶりに店を再開できる喜びをかみしめている。(木下未希)

開店準備をする「Bar織田」経営者の織田高央さん=大阪市北区(須谷友郁撮影)
開店準備をする「Bar織田」経営者の織田高央さん=大阪市北区(須谷友郁撮影)
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 28日午後8時ごろ、ナイトクラブや飲食店がひしめく北新地にある「Bar織田」。棚に並んだ約250種類のウイスキーボトルを背に、経営者の織田高央さん(51)がカウンターを消毒したり、グラスを磨いたりと営業再開に向けて準備を進めていた。

 「支えてくれた方々に感謝したい。本当に苦しい2カ月だった」

 感染拡大によって、夜ごとにぎわう華やかな北新地は閑散とし、大阪を含む7都府県に緊急事態宣言が発令された日の翌日の4月8日から休業を決めた。平成15年4月に店を構えてから17年、初めての経験だった。

 辻学園調理・製菓専門学校を卒業後、昭和63年4月にパレスホテル(東京)に入社。初任地は大阪・梅田の系列ホテルの最上階にあるレストラン内のバーだった。

 当時関西でも有数の大型高級レストランで、日本初のソムリエとして知られ、現在は日本ソムリエ協会名誉顧問の浅田勝美さんらから指導を受けた。「いつかは自分の店が持てたら」。キャリアを重ねる中で夢を抱いていた。

 平成15年、常連客の一人で北新地にあるバーのオーナーから「店を譲り受けてくれないか」と声をかけられ、独立を決意した。19年には現在の場所に移転。約15坪のまっさらな空間から、デザイナーと打ち合わせを重ね、一から作り上げた愛着のある店だ。

「苦しい2ヶ月だった」と話す織田高央さん=大阪市北区(須谷友郁撮影)
「苦しい2ヶ月だった」と話す織田高央さん=大阪市北区(須谷友郁撮影)
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 今年4月以降の客を迎えられない日々。収入はゼロとなり、自身の蓄えを切り崩し、生活費に充てた。

 当初、緊急事態宣言は大型連休までの予定で発令されたが、延長された。「延長となった連休明けが、精神的に一番つらかった」とこぼす。府からの支援金は4~5月分の店の家賃や従業員の給料に充てる予定だったが、延長によってその後の資金繰りも不透明になった。

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