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「娘亡くした悲しさだけ」津田幸恵さん父 容疑者逮捕も消えない無念、涙ぬぐう

青葉真司容疑者の逮捕を受け、取材に答える津田伸一さん=27日午前、兵庫県加古川市(彦野公太朗撮影)
青葉真司容疑者の逮捕を受け、取材に答える津田伸一さん=27日午前、兵庫県加古川市(彦野公太朗撮影)

 発生から約10カ月が経過し、事件は大きな局面を迎えた。36人が死亡、33人が重軽傷を負った京都アニメーション放火殺人事件で、京都府警は27日、殺人容疑などで青葉真司容疑者(42)を逮捕した。だが、遺族の無念は消えず、悲しみは今も続く。

 「犯人が逮捕されても幸恵が受けた経験は何も変わらない。亡くなった悲しさだけ」。京都アニメーションの放火殺人事件で、犠牲となった津田幸恵さん=当時(41)=の父、伸一さん(70)は27日、青葉真司容疑者(42)の逮捕を受けた報道各社の取材に対し、こう話して涙をぬぐった。

 幸恵さんは、国内外で高い評価を受ける京アニ作品の絵を仕上げる「着色」を20年間担当し、京アニの名前を広めた作品「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」などの制作に関わった。京アニ作品以外にも「クレヨンしんちゃん」や「名探偵コナン」など、誰もが知る人気アニメの制作にも携わった。

 子供のころから絵を描くのが何よりも好きで、学校から帰宅すると、すぐに勉強机へ向かっていた。スケッチブックを広げ、当時流行していた人気漫画「るろうに剣心」などのキャラクターを描いていたという。

 高校を卒業した後、アニメの専門学校で学び、京アニに就職した。カラーコーディネーターの資格を生かし、絵を仕上げる「着色」のプロとして活躍。そんな折、事件に巻き込まれた。犠牲になったことが知られると、SNS(会員制交流サイト)ではファンらから「美しい絵や作品で夢を与えてくれてありがとう」「ご冥福をお祈りします」などの追悼コメントが書き込まれた。

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