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京都倍増、大阪6割増…越境移動は増加傾向

 大阪、兵庫、京都の3府県について21日、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言の解除が決まった。府県境をまたいだ人の移動が活発化するとみられるが、39県で先行して解除された今月14日以降、京阪神ではすでに府県外からの越境が急増していることが21日、携帯情報の位置情報の解析から分かった。今後「第2波」が起きた場合、越境して往来する人が多ければその地域から感染が急速に拡大するリスクが高くなり、注意も必要だ。(鈴木俊輔)

 越境しての移動の実態について、携帯電話の位置情報などを解析する「アグープ」(東京)から、近畿の主要駅や観光地への都道府県境をまたいだ移動についてのデータ提供を受け、分析した。

 宣言の一部解除前の5月9、10日と解除後の同16、17日の土日については、平均推計人口を算出した上で、他の都道府県から流入した人数を比較した。

 京阪神の主要駅では、京都・阪急河原町駅で1270人から2476人とほぼ倍増した。JR大阪駅では4820人から7774人で61%増、神戸・三ノ宮駅では1636人から2541人で55%増となった。

 観光地では、16、17日時点で宣言の対象地域だった大阪城公園では184人から187人と微増だったが、宣言が解除された奈良公園では、88人から232人と3倍近くに増えた。

 一方、月曜日だった5月11日と同18日を比較すると、主要駅はいずれも10~20%程度の増加にとどまった。平日は在宅勤務が継続されていて越境の数が抑えられていたとみられる。一方、土日は通勤客が少なくなった上、買い物や遊び目的での外出が伸び、越境者の増加につながったとみられる。

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