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京産大の自戒と苦悩…9月20日まで部活動禁止「他大学と戦えるか不安も」

9月20日までの課外活動禁止を発表している京都産業大
9月20日までの課外活動禁止を発表している京都産業大

 新型コロナウイルスの感染拡大で、各大学の体育会運動部の活動が制限される中、京都産業大の運動部が苦境に立たされている。大学側はクラスター(感染者集団)を発生させた社会的責任を重く受け止め、課外活動の禁止期間を9月20日まで延長。これ以上の感染者を出さないという強い決意を示した大学の措置に理解の声が上がる一方、練習や実戦の機会がさらに遠のいた部員らは先行きの見えない現状に苦悩している。(宇山友明)

 「決定は受け入れなければならないが、選手たちには少なからず動揺がある」。陸上競技部の稲原敏弘女子監督は選手らの気持ちを代弁した。

 大学では3月29日に学生を介したクラスターが判明。翌日からは学生の感染拡大防止のため課外活動を禁止してきた。その間、学内の施設の使用も禁止され、運動部員の大半が実家に帰省。陸上部員も地元に戻り、1カ月以上にわたり黙々と個別トレーニングに励んできた。そうした中で9月20日までの再延長が決まり、稲原監督も学生らも焦りや不安を隠すことができなかったという。

 一番の不安要素は9月26日に開催予定の全日本大学女子駅伝地区予選までの調整方法だ。大学側は禁止期間短縮の可能性についても言及しているが、短縮の判断が下されなかった場合、全体練習の時間は数日間しかない。それだけに、稲原監督は「他大学と戦えるのかという不安はある」と漏らすが、学生らに対しては「こんなところで負けていられないぞ」と力強い言葉で激励している。

 大学側は再延長の理由について「二度と感染者を出さないという強い思いがある。今回の判断は学生の安全のため」と強調。ただ、突然の決定に対して、運動部の指導者は一様に戸惑いを隠せないでいる。

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