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大阪府の休業要請解除、分かれる明暗

再開する夜営業に向けてメニューを書く「だし居酒屋 青てん上」の上原恵美子さん=15日、大阪市北区(渡辺恭晃撮影)
再開する夜営業に向けてメニューを書く「だし居酒屋 青てん上」の上原恵美子さん=15日、大阪市北区(渡辺恭晃撮影)

 大阪府による新型コロナウイルス特措法に基づく休業要請が、16日午前0時で一部解除される。対象となった府内の百貨店や劇場が再開の見通しで、居酒屋を含む飲食店の営業時間も午後10時まで延長できる。15日には、多くの店が営業再開に向けて動き始めた一方、バーやジムといった業種は解除の対象外のまま。「がんばろう」「先が見通せない」。期待や不安、さまざまな思いが交錯した。

 「待っていてくれるお客さんの声を聞くと、くよくよしている暇はない」

 大阪・ミナミの飲食店が集まる人気エリア、裏なんば。緊急事態宣言が出された4月7日から休業していた飲食店「テーブルあじと」では15日、運営会社の佐藤深(み)幸(ゆき)社長(48)が、店長や出資者らと経営会議を開き、22日から昼営業のみの再開を決めた。

 会食や接待での利用も多く、自粛が続く以上夜の需要は見込めないと判断した。それでも、近隣に5店舗、約70人の従業員を抱えており、これ以上の休業は限界だった。

 ただ、営業再開すれば、客や従業員への感染リスクもある。再開に際し、消毒液の設置や全従業員のマスク着用、換気のほか、通常の22席から14席に減らし、間隔をあけるなどして「新しい生活様式」に対応する予定だ。

 大阪市内にある居酒屋「だし居酒屋 青てん上」では、夫婦で営む上原恵美子さん(31)が16日に再開する夜営業に向けメニュー表を書いていた。2週間の臨時休業を経て4月下旬からは昼営業のみを再開した。ただ、酒類を扱う夜の売り上げが全体の8割を占めており、営業時間の延長に伴い、夜営業を再開できる喜びをかみしめる。

 今後も客同士の間隔をあけるなどして営業するが、「収束の時期は見通せず不安はあるけれど、またがんばろうと思います」と笑顔で語った。

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