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発達障害の子供が抱える苦痛 母親もストレス

家庭用トランポリンで遊ぶ発達障害のある男児。ストレス発散になっているという=大阪府高槻市(家族提供)
家庭用トランポリンで遊ぶ発達障害のある男児。ストレス発散になっているという=大阪府高槻市(家族提供)
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 新型コロナウイルスの感染拡大が続く地域では、学校の再開予定が繰り返し延期された。度重なる予定の変更や外出自粛は誰にとってもストレスだが、発達障害を抱える子供は、スケジュールが決まっていないと不安になるといった障害の特性から特に強い苦痛を感じている。気持ちが不安定になるとかんしゃくなどを起こしやすくなるため、保護者の負担も大きく、専門医は「短時間でも互いに1人になる時間をつくり、少しでもゆとりを持って」と呼びかける。(藤井沙織)

 「叫んだり、走り回ったり、同じことを1日に50回くらい聞いたりと落ち着かない状態が続いている」。大阪府高槻市の女性(37)は、発達障害のある小学3年の長男(9)の様子について困惑気味にそう話す。

 発達障害の子供は、スケジュールが見通せないと強い不安を感じるほか、急な予定変更に対応できずパニックを起こすこともある。そのため、家庭や学校ではカレンダーなどに予定を書き込んで視覚化し、変更があれば早めに伝えるといった工夫や支援が行われている。ところが、3月の一斉休校は突然始まり、再開予定も度々延期に。女性は長男に「4月になったら学校に行こうね」と伝えていたため、長男の調子が崩れてしまったという。

 学校がないため一日のスケジュールが決まっていないことも、不安を感じる要素の一つだ。生活リズムを整え落ち着いて過ごすには、一日の「時間割」を作ることが効果的だと兵庫県こころのケアセンター(神戸市)の研究主幹、酒井佐枝子さんは指摘。その際の注意点として、「不安を抱えている分、いつもよりゆとりのあるスケジュールを親子で話し合って決めることが重要だ」と強調する。

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