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大阪・富田林署脱走、謎の「ヨダソウマ」関与主張も逆から読むと…

 被告によると、逃走当日の流れはこうだ。

 《弁護士が面会室から退室した後、30~40代の男が入ってきて、「捜査1課の調べは大変やろ」「ちょっと待ってな」と話しかけてきた》

 男については「見知らぬ顔。警察の関係者だと思った」という。その上で説明を続けた。

 《机に顔を伏せているとガタガタと音が聞こえた。顔を上げると仕切り板が壊れていた。男の姿はなく、逃げられると思って逃げた》

ずさん留置体制に穴?

 この主張に「荒唐無稽だ」とあきれ返ったのは検察側だ。証拠を次々と突きつけ、犯行の計画性を証明しようとした。

 まずは被告の居室に金属片やプラスチック片が隠されていたことを明かし、これを使い、居室のトイレの間仕切り板を外そうとした形跡があったと指摘。面会室の仕切り板も、同様の方法で外されたとした。

 次に提示したのは署員の勤務日をカレンダー上に記録したメモだ。「逃走の予行練習やタイミングを計画していたことは明らかだ」とし、仕切り板を壊したのは被告本人だと反論した。

 対する弁護側は、富田林署の留置体制のずさんさを挙げ、検察側の主張には穴があると訴えた。

 実際、面会室の扉の開閉を知らせるブザーは電池が抜かれていた。「ブザー音がうるさい」との理由で署側が外していたのだ。また留置場担当の署員は、内規で禁じられたスマートフォンを見るなどしており、2時間以上誰も面会室の様子を確認していなかった。弁護側は、こうした事実関係から、被告の言う「第三者」の存在は否定できない、と力を込めた。

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