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交通事故、不審者…休校中の安全教育、学びは「家庭」で 

 外出自粛が続いていても、人口が多い地区を中心に自宅周辺での注意が必要となる。「大阪の交通白書」によると、昨年発生した府内の中学生以下の人身事故で、約48%は自宅から500メートル以下の距離で発生。東京都内でも小学生の人身事故(歩行中)の約58%は自宅から500メートル以下で起きている。

 家庭での教育は、どのようなことを意識すればいいのか。交通安全教育に詳しい大阪市立大の吉田長裕准教授によると、オランダの調査結果では、保護者は子供が間違った行動をしたときに誤りを指摘する傾向にあるが、ミスを強調しすぎると自発的な学びを阻害する可能性がある。

 吉田准教授は「子供は見よう見まねで学び、自分の行動を身に付けていく。お手本となる保護者は、子供が関心を持って学べるような状態を作りつつ望ましい方向へ誘導していくことが重要」と指摘。信号を守ったり、左右をよく見て横断したりするなど、正解となる行為を行った際は積極的にほめて肯定し、「どうしてそういう行為が必要なのか、何が危険なのかを教えることも大切」とする。

 防犯面でも、会話を工夫することで子供の意識は変わる。立正大の小宮信夫教授(犯罪学)は「誰が不審者か見分けるのは難しいが、危険な場所は分かる」とした上で、ガードレールがない道やフェンスのない公園といった「入りやすい場所」と、人通りや窓が少ない「見えにくい場所」は犯罪が起きやすいとする。

 「子供に『周りに窓はいくつある』『悪い人にとって怪しまれずに近付きやすい場所かな』などと質問しながら、具体的な状況をシミュレーションして危険な場所を伝えるのが重要」と小宮教授。外に出なくても、図上の風景を閲覧できるグーグルのサービス「ストリートビュー」が活用できるという。

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