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高校総体中止、大阪薫英陸上部・安田監督に聞く「焦らず、進路を見据えられるように導く」

大阪薫英女学院高陸上部の安田監督。「生徒に焦りを抱かせないようにしたい」と話している=2018年6月、大阪府摂津市の同校(永田直也撮影)
大阪薫英女学院高陸上部の安田監督。「生徒に焦りを抱かせないようにしたい」と話している=2018年6月、大阪府摂津市の同校(永田直也撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、史上初の中止が決まった今夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)。部活動に励んできた高校3年生にとって、集大成の場がなくなった無念さは計り知れない。目標を見失った喪失感に、先行きの見えない将来への不安。生徒らの心に指導者はどう向き合い、何を伝えるべきか。陸上女子長距離の強豪、大阪薫英女学院高の安田功監督(58)に話を聞いた。(宇山友明)

 「生徒に焦りの気持ちを抱かせないように、今はこの先の進路や人生へ丁寧に導いてあげないといけない」。安田監督はこう語り、生徒らに寄り添う姿勢とその重要性を説く。

 同校陸上部は東京五輪女子マラソン代表の前田穂南(天満屋)や、同種目で補欠の松田瑞生(ダイハツ)らを輩出。今年も多くの部員がインターハイ出場を目標に、練習に励んできた。

 だが、コロナ禍が広がるにつれ、インターハイ中止という決断が下る可能性を部員らは頭の片隅に入れていたという。その予想は的中し、先月26日に中止が決定。安田監督もいまだに部員らと顔を合わせられていないが、指導者がいま果たすべき役割は、生徒らの健康と安全を確保すること。「普段から教えているように、自分で考えて冷静に状況を判断してもらいたい」と教え子に呼びかけた。

□  ■  □

 陸上の長距離に励む生徒にとっては、インターハイだけでなく、毎年12月に開催される全国高校駅伝という大舞台も残されている。2度の全国優勝を誇る同校にも多くの部員が駅伝を目指して進学してくるため、部内では次の目標へ気持ちを切り替えようとする雰囲気も出てきているという。

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