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余った食材で弁当作り無料配布 突然収入減った人に…大阪市北区のバー

弁当を無料配布する「BAR AND SPACE」。子育て世帯にも好評だ=大阪市北区(南雲都撮影)
弁当を無料配布する「BAR AND SPACE」。子育て世帯にも好評だ=大阪市北区(南雲都撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大による休業要請で収入の減った学生や子育て世帯を支援しようと、大阪市北区のバーが、お弁当を無償で提供するサービスを実施している。休業した飲食店で使いきれなかった食材を買い取って調理しており、まだ食べられる食材が廃棄される「食品ロス」を防ぐ狙いもある。(木下未希)

 取り組みを行っているのは、大阪市北区のビル2階にある「BAR AND SPACE」。オーナーの谷川純平さん(36)が2年前、デザイン本や漫画とともにお酒を楽しめるバーとして開店した。谷川さんは同じビル3階で広告・デザイン会社「AND SPACE」を経営している。

 今月7日の緊急事態宣言後、時間を短縮してバーの営業を続けていたが、客足が途絶えたため20日から休業。近隣の休業した飲食店から「まだ食べられる食材を捨てなければならない」という声を耳にし、「捨ててしまうなら有効活用したい」と飲食店を営む知人らに声を掛けた。使いきれなかった食材を原価より安く購入し、20日から「お好み焼き弁当」と「ハムカツ弁当」の2種類を1日計20~40食作り、店で配り続けている。

 谷川さんはデザイン会社の収入でバーの家賃を支払っているが、多くの飲食店では、休業すれば家賃負担が重くのしかかる。営業を続ける場合の事情について、谷川さんは「仕入れを極端に減らしてしまうと、急にお客さんが来てくれたときに対応できない」と話し、食品ロスは多くの店で発生しているとみられる。

 弁当の提供時間は毎日午前11時半から、1人2食まで。時間になると、近くに住む家族連れらが次々と現れ、うれしそうに弁当を受け取っていった。「突然収入が途絶えて困っている方々に、ぜひ気軽に食べてもらいたい」と谷川さん。緊急事態宣言が終了する5月6日まで続ける予定だ。

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