PR

産経WEST 産経WEST

オンライン授業は無理…悩む学校、教育格差に不安の声 

 これまでは、教員が作成したプリントを各家庭に配布してきた。「アナログではあるが公平で、子供が一番、宿題として慣れ親しんだ方法」と校長。だが、一部の保護者から授業動画の配信など新たな取り組みを求める声も上がり始めたといい、「保護者の中にも、学校が始まらない焦りが出てきた」という。

アナログでも工夫

 文部科学省が全国の教育委員会を対象に行った調査(複数回答可)では、休校中に実施する家庭学習として、全ての教委が「教科書や紙の教材を活用」していると回答。一方、「テレビ放送を活用」は24%、「教委が独自作成した授業動画を活用」が10%、「同時双方向型のオンライン指導」は5%-となり、指導方法に差が出た。

 京都府南丹市のある市立小学校には、配信に必要な機材がそろっており、一部の保護者からはライブでの授業配信の要望がある。しかし、「インターネットにつなぐ環境やパソコンがない家庭がある以上、学習に大きな差の出るやり方はできない」として授業のライブ配信には踏み切れないという。

 現在行っているのは、1週間ごとにプリントを配布、回収して採点する家庭学習。間違いの多かった問題について教員が解説動画を独自に配信し、必要に応じて個別に電話での指導も行っている。

 同校では休校前の始業式で教科書を配布できたため、家庭学習による新年度の予習も進めている。理科や社会では、教科書の内容についてインターネットなどを使って調べる課題を、国語ではドリルを使った漢字学習などを課しているが、教頭は「算数を教科書だけで理解させるのは難しく、ほぼ前年度の復習しかできない状態」と話す。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ