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「ビッグイシュー」販売減 「路上で寝る日増えた」

人通りの減った駅前で販売を続ける山田裕三さん=4月24日午後、大阪府高槻市のJR高槻駅前(薩摩嘉克撮影)
人通りの減った駅前で販売を続ける山田裕三さん=4月24日午後、大阪府高槻市のJR高槻駅前(薩摩嘉克撮影)
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 ホームレスの人が雑誌の販売を任され、売り上げの一部を収入とすることで自立を目指す「ビッグイシュー」の販売員が、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で苦境に立たされている。NTTドコモの統計情報によると、大阪・梅田周辺では27日午後3時時点の人口が感染拡大前(1月18日~2月14日の平日平均)に比べて73・1%減少するなど、主要駅の人通りは大きく減った。人がいなくなったことで路上での販売を基本とするビッグイシューの売り上げは大幅に減少している。

介護離職、ネカフェ暮らしに

 「おかげさまで最近、あたたかい。冬でなくてよかった」

 大阪府高槻市のJR高槻駅前で販売を続ける山田裕三さん(61)は、そういってほほ笑んだ。3月から販売数が減り始め、今月はほぼ半減。これまでは低価格で利用できるネットカフェで体を休めてきたが、店は休業要請を受け閉店してしまった。

 現在の収入では、府がネットカフェの代替とする宿泊施設を利用するのは難しい。「路上で寝る日が増えた」という。

 大阪市出身。高校を卒業後、和食の料理人として働き続けてきた。5年ほど前、90代の母親を介護するために離職し、最終的には生活保護を受けながら介護を続けた。母親が97歳で亡くなると、住んでいた家を出ることに。仕事も見つからず、ネットカフェを転々とした。

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