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「こんな静かな夜は…」人が消えた大阪・キタの24時間

感染防止対策で在宅勤務が進む中、JR西日本本社のオフィスは空席ばかりが目立つ=8日午後1時11分、大阪市北区(安元雄太撮影)
感染防止対策で在宅勤務が進む中、JR西日本本社のオフィスは空席ばかりが目立つ=8日午後1時11分、大阪市北区(安元雄太撮影)
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《13・05 JR西日本大阪本社》

 在宅勤務の導入が進むオフィス。ランチタイムも人出はまばらで、休日のような静かな空気が漂う。

 JR西広報部に出勤したのは普段の半分以下の9人。河津(かわづ)公太さん(31)は「部署間の連絡が取りづらく不便だが、今はできる限り人との接触を抑えるしかない」。社員食堂も閉鎖され、昼食は愛妻弁当だった。

 梅田の別の企業に勤める女性(33)は3月から在宅勤務中。「出歩けないのはストレスがたまる」と電話でこぼした。

普段はきらびやかな百貨店。今、明かりがともっているのは食品売り場だけだ=8日午後5時50分、大阪市北区の阪神百貨店梅田本店(須谷友郁撮影)
普段はきらびやかな百貨店。今、明かりがともっているのは食品売り場だけだ=8日午後5時50分、大阪市北区の阪神百貨店梅田本店(須谷友郁撮影)
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《16・25 梅田駅地下》

 地下は閑散とした光景が続く。開店時間を遅らせ、食料品売り場に限って開店した2つの百貨店は、少ないながらも夕食の買い物に訪れた客の姿が。かかりつけ医で受診するため大阪を訪れた兵庫県明石市の無職、鴫田宣昌さん(78)は「普段のにぎわいを知っているから変な感じ」。買い込んだおかずを手に帰路についた。

《17・30 JR大阪駅》

 帰宅ラッシュの時間だが普段ほどの混雑はない。

 「まずは命が大事だし仕方ないよね」とこぼすのは、神戸市須磨区の男性会社員(61)。仕事の後に飲みに行く機会もなくなったという。「電車の中で飲みます」。缶ビールを手に改札へ向かった。

普段なら帰宅ラッシュの時間でも、車内に普段のような混雑はない=8日午後7時4分、大阪市北区(須谷友郁撮影)
普段なら帰宅ラッシュの時間でも、車内に普段のような混雑はない=8日午後7時4分、大阪市北区(須谷友郁撮影)
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《19・00 北新地》

 再び街にネオンがともった。「いつもより暗くない?」。街角に立つ店員らがささやく。緊急事態宣言が出て1日。営業する店も散見されるが、24時間前よりもひっそりとしている。

 この夜もバーを開けた男性(42)は語った。「昨夜は開けていた店もほとんど閉めてしまった。こんなに静かな夜は初めてだ」

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