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【脳を知る】脳の感染症「髄膜炎」と「脳炎」 原因は多様なウイルス

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 新型コロナウイルス感染症についての連日の報道により、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。感染予防の基本は、人混みをなるべく避け、うがいや手洗いに努めることですが、十分な栄養や睡眠をとって、体調管理を行うことはさらに重要です。みなさん、なんとか共に乗り切りましょう。

 今回は、脳の感染症である髄膜炎と脳炎についてお話しします。髄膜炎とは、脳を覆っている軟膜、くも膜、くも膜下腔に炎症が生じたもので、脳自体に炎症が波及しているものを脳炎と言います。

 髄膜炎は、頭痛、発熱、全身倦怠感(けんたいかん)、嘔吐(おうと)など風邪のような症状から始まり、重篤になると意識障害、けいれんなどを生じます。脳炎になると、さらに記憶障害や異常行動、精神症状などが出現することもあります。また、脳の中に膿がたまると脳膿瘍(のうよう)となります。病状が急速に進行することもあり、重篤になると、後遺症が出て致命的になることもあります。

 炎症の原因は、ウイルスが最も多く、子供の夏風邪の原因となるエンテロウイルス、インフルエンザ、麻疹、風疹、ヘルペスウイルスなど多種多様です。通常の風邪をこじらせて髄膜炎になる場合や、麻疹や風疹、おたふく風邪に伴って脳炎になることもあります。

 脳炎で最も多いのがヘルペス脳炎で、症状の進行が早く、致死率はわが国では10%、米国では30%とされ、早急に治療を行う必要があります。

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