PR

産経WEST 産経WEST

【宝塚歌劇団花組】中止の新人公演、一之瀬航季に最初で最後のチャンス復活を

初の新人公演の主演が決まり、喜びを語る一之瀬航季(山田喜貴撮影)
初の新人公演の主演が決まり、喜びを語る一之瀬航季(山田喜貴撮影)

 コロナウイルスの感染拡大の影響で3月いっぱいの公演が中止された宝塚歌劇団。花組トップスター柚香光(ゆずか・れい)主演の『はいからさんが通る』。31日に予定されていた新人公演も中止となった。

 新人公演の主演に抜擢(ばってき)されたのは入団7年目の一之瀬航季(いちのせ・こうき)。新人公演に出演できるのは入団7年目まで。一之瀬にとって最初で最後の主演のチャンスだった。

 「主演が発表されるまで、気になって気になって、何度もエレベーターで降りる階を間違えちゃいました。本当にうれしいです。上級生の方も“よかったね”と泣いて喜んでいただいて…。こんな幸せなことがあるんだと私も泣いてしまいました」

 先月の会見で一之瀬は喜びを爆発させていた。

 平成26年入団の100期生。同期には花組トップ娘役、華優希(はな・ゆうき)や宙組トップ娘役の星風まどか(ほしかぜ・まどか)がおり、男役でも花組・聖乃あすか(せいの・あすか)や月組・風間柚乃(かざま・ゆの)らが、すでに新人公演の主役を務めている。

 「焦りは常にありました。でも、私は私。意識の高い同期に恵まれたことは幸せです」

 一之瀬は着実に力をつけていった。ちょっと癖のある役から正統派の男役まですべてを演じられる。周囲からは“演技派”として高い評価を得た。そんな中でやっとつかんだ新人公演の主役(伊集院忍役=本役・柚香光)だったのだ。

 ファンも仲間たちもその“晴れ姿”を楽しみにしていた。花組の本公演は4月20日が千秋楽。もし再開できれば、その中の1日、特別に新人公演をやれないものだろうか。簡単なことでないのは百も承知。

 「はなこ」の愛称で親しまれている一之瀬。「はなこちゃんに花を持たせてあげて…」。多くのファンの願いでもある。

      (田所龍一)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ