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【鬼筆のスポ魂】再開迎えるプロ野球の観戦マナーが五輪の追い風に 植村徹也

 (1)日本は国民皆保険制度で、誰もが気安く病院に行ける。なので重篤化を防げる

 (2)日本人は土足で家に上がらず、靴を玄関で脱ぐので家の中が比較的、清潔を保てる

 (3)人と話すときにオーバーアクションではなく、挨拶も大抵はお辞儀をするだけ。欧米のようにハグや握手、頬を合わせるようなことはしない

 (4)食事には大抵は箸を使う。直接的に食べ物を手で持つ頻度が低い

 (5)日本人は毎日のようにお風呂にお湯をためて体をひたす。体をきれいに洗っていて清潔

 これらの制度や生活習慣は新型コロナウイルス対策のために始まったことではなく、もう昔から日本人がなじんでいることばかりだ。5つの理由を遂行するために新たな出費もいらず、気分的な抑制感もない。日本の制度や習慣が新型コロナウイルスの感染拡大を比較的抑え込んでいる理由…と感じたようだ。医学的な根拠はないが、聞いてみるとうなずける。

 そして、来る4月24日、プロ野球のシーズン開幕が実現すれば、日本のみならず世界にその様子が発信される。東京五輪を最長で1年程度延期した日本でプロスポーツが開幕した…と。世界の人々はプレーよりも周辺状況に興味を持つはずだ。玄関口のサーモメーターによる検温やマスクの着用、そして何より注目されるのは観戦姿勢だろう。

 「さすが日本人はマナーが素晴らしい。整然と野球を見ている、と世界から評価を受けたい」と球界首脳は言う。それが延期の決まった東京五輪への追い風となるという。ピンチはチャンス。世界的な大混乱の中でもひるまず日本の良さを発信したいものだ。(特別記者)

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