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休業22店舗 悲鳴をあげる関空の免税店、飲食店

 関西エアポートは25日、2月の関西国際空港の利用状況(速報値)を発表した。国際線の旅客数は前年同月比46%減の107万人。特に外国人旅客数は同61%減の54万人と過去最大の減少幅となり、新型コロナウイルスの感染拡大は関空を厳しい局面に追い込んでいる。ターミナルは閑散とし、免税店や土産物店などの中には臨時休業に踏み切る店舗が20以上も現れた。この状況が続けば、免税店などの非航空系事業を収益の基軸に位置付ける空港の戦略を揺るがしかねない。(牛島要平)

 「お客さんがとにかくどんどん減っていくのを見ていることしかできない」

 関空を運営する関西エアポートの担当者はため息をつく。第1ターミナルで高級ブランド店が軒を連ねる出発フロアに客の姿はまばらで、「いらっしゃいませ」という店員の声がむなしく響く。免税店で顧客の大部分を占めていた中国人客は、各航空会社が次々と中国便の運休・減便を決めた2月以降、潮がひくように姿を消した。

昼食時にもかかわらず閑散とする関西国際空港のフードコート=25日(前川純一郎撮影)
昼食時にもかかわらず閑散とする関西国際空港のフードコート=25日(前川純一郎撮影)
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 第2ターミナルと合わせた空港全体で免税店や土産物店などの22店(25日現在)が臨時休業している。営業中の飲食店も空席が目立つ。がんこフードサービスが運営する「がんこ寿司」が営業開始時間を午前7時から11時に遅らせるなど、時間短縮している。

 空港利用客の減少は交通機関にも打撃を与えている。関空と各地をつなぐリムジンバスを運行する関西空港交通は「利用客が大幅に減っている」として4月1日からダイヤ改正を実施し、約10%の減便を余儀なくされた。

 同日から新設を決めていた守口・天満橋線、大阪城・日本橋線は「2、3カ月前から計画していた」として予定通り運行するが、担当者は「外国人に人気のある場所との路線だが、当面は苦しい状況が続く」と窮状を語る。

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