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組合破綻でブランド鶏大量死 和歌山県が死骸14万羽を処分

「紀州うめどり」の鶏舎で、和歌山県が始めた死骸処分の行政代執行=同県田辺市中辺路町
「紀州うめどり」の鶏舎で、和歌山県が始めた死骸処分の行政代執行=同県田辺市中辺路町

 和歌山県産のブランド鶏肉「紀州うめどり」を育てる有田養鶏農業協同組合(同県有田川町)が経営破綻し、約14万羽の死骸が放置され悪臭などが発生しているとして、県は23日、死骸処分の行政代執行を始めた。行政代執行の費用約9900万円は組合側に請求する。

 組合の養鶏場がある同県田辺市中辺路町では午前10時ごろ、県の担当者が行政代執行を宣言。白い防護服姿の作業員ら約10人が鶏舎内に立ち入り、2重の袋をかけたバケツに次々と死骸を入れた。

 県によると、この鶏舎には出荷前の約6万8千羽が放置され、餓死。一部は腐敗が進んでいた。4月6日までに、処分の袋詰め作業を終える予定。

 また、同県日高川町にある組合の鶏舎でも処分に着手した。死骸は地元自治体とも協議し、今後焼却処分する方針。

 紀州うめどりは、県産の梅酢エキスを飼料に混ぜて育てた鶏。臭みが少なくジューシーな食感が特徴で、県が優良産品として認める「プレミア和歌山」にも選ばれている。

 県によると、飼育は組合が一手に引き受けていたが、昨年11月ごろ、鶏肉を加工処理する「吉備食鶏組合」(同県有田川町)で従業員が大量退職。その影響で有田養鶏農業協同組合の経営が圧迫され、12月下旬には鶏に餌も与えられなくなったという。

 今年1月下旬以降、近隣住民から「悪臭がする」などの苦情が寄せられ、県が有田養鶏農業協同組合に行政指導し、死骸処分も要請してきたが、具体的に進まず放置されてきた。

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